« 朗読活劇「レチタ・カルダ」 | トップページ | 「飛龍伝2000」&「ユタ」 »

2011年6月11日 (土)

「レミゼ」my千秋楽

以前もブログに書いたような気がしますが・・

私は『レ・ミゼラブル』というミュージカルが大好きなんです

今回は帝劇で4月から公演が始まっていますが、、

今回のレミゼは、私が四季時代、大変お世話になった吉原光夫さんが“ジャン・バルジャン役”に衝撃のデビューをされたということもあって、とびきりテンションの上がるイベントとなりました

東宝さんの『レミゼ』は一つの役をダブルやトリプルでキャスティングされているため、人によって千秋楽を迎える日が異なります

今日は光夫さんにとっての楽日

というわけで、また勝手に見守るべく(笑)、私も『レミゼ』観劇の千秋楽を迎えました

話はさかのぼり・・

『レミゼ』との出会いは10年前。
大学在学中にイギリスのシェフィールドという田舎町に留学をしていて、週末の度に、宝塚大好きの“綾子”と二人、片道4時間のコーチ(高速バス)に乗ってロンドンに出るのが唯一の楽しみでした。
目的はもちろん“観劇”
ミュージカルやらシェイクスピア(英語のストレートプレイ観劇はほぼ壊滅的でしたが)やら、超破格の学生割引で、あらゆる舞台を観まくったのです。
それが目的で留学先をイギリスにしたんだけど

偶然にも観劇大好き仲間がいて、私と行動を共にしてくれたので、本当に有難かったです

そんな綾子が「是非観てほしい!」と誘ってくれたのが『レ・ミゼラブル』

エポニーヌの絵が描かれた暗い看板に・・・「え、暗そう」と思ったものの、人がオススメしているものを断るわけにもいかず、、お供することに(笑)。

そしたら、びっくり
エポニーヌ役の小柄な女性が歌う「On my own」に感動

正直、その段階でストーリーまでは追いつけていなかったし、照明が“暗い”という印象しか残っていないんだけど(笑)、とにかくその女性の歌声に・・釘づけ

んで、「この曲をもっと聞きたい!」と思ってCDを買ったら、収録はなんと“島田歌穂”さん

結局、あの時に観た、聞いたエポニーヌがどなただったのかは不明なんですが・・

それが、『レ・ミゼラブル』との出会いでした。

その後、私がはまったのは2005年から。
ミュージカルに興味を持ち始めたころ、改めて日本版を観てみたら・・・
レミゼのナンバーを聞けば聞くほど好きになってしまったのです

さて、話は戻り、
そんな『レミゼ』の主役ジャン・バルジャン(レミゼの中で私が一番好きな役)に、光夫さんが登場

2か月ぶりに拝見する光夫さんのバルジャンは、愛も熱もこもっていて、迫力を増した歌声、優しさ溢れるソフトな歌声、などなど、と~っても魅力的でした。

32歳とは思えない貫録もさすがです

そしてそして、今日が千秋楽公演となった5名のキャストさんから、カーテンコールでご挨拶がありました。
そんな特典があるとは露知らず・・得した気分

皆さん、即興にも関わらず、個性あふれる立派なコメントをされていて感心してしまいましたが・・
最後に光夫さんからのご挨拶。

感動しちゃいました
私も胸がいっぱいで(笑)、何を話されていたかあまり覚えてないんだけど(笑)・

「産んでくれたお母さん、ありがとう」・・と。

そう、光夫さんも“人の子”なんですよね()。

このキャスティングが決まってからの一年間、そしてこの2ヶ月間の公演の中、
様々なプレッシャーと闘い、自身と闘い、乗り切ってこられたんだろうな・・と思います。

歴史ある『レ・ミゼラブル』に“吉原光夫”という新風がふき、確実にその形跡を残されたことを、心から尊敬し、私にとっての励みにさせていただきたい、と思っています。

光夫さん、本当にお疲れ様でした

余談・・
あの綾子が先日、「マリウス役の山崎育三郎君が今イチオシなのよね~」と云っていて、私も今公演で(偶然)2回ほど拝見させていただきましたが・・
うん、カッコいいですっっていうか、甘いんです
彼がロミオをやる『ロミ&ジュリ』9月公演、観ちゃおうかなと思ってます

|

« 朗読活劇「レチタ・カルダ」 | トップページ | 「飛龍伝2000」&「ユタ」 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「レミゼ」my千秋楽:

« 朗読活劇「レチタ・カルダ」 | トップページ | 「飛龍伝2000」&「ユタ」 »