故郷・夢醒めへ
日付はさかのぼりますが…
(ごめんなさい、全然書けなかった)
先週、浦安で行われた『夢から醒めた夢』を観てきました
通称『夢醒め』は劇団四季のオリジナルミュージカル
私は在団時代、この作品の「ピコ」という主人公の女の子を演じていました。
これを語ったら尽きないんだけど(笑)…
ほんっとーにお世話になった作品であり、私の四季時代はこの作品とともに歩んだ、といっても過言ではないくらい、私にとっては大切な作品です
今年、夏前にやっていた東京公演を見逃してしまったけど、
秋から全国公演が始まって、ちょうど関東近辺を通過すると聞きつけて、浦安へ直行
そう、私も『夢醒め』で“全国公演”というものを経験させてもらいました。
四季は常時12、3箇所で公演を行っているといわれますが、その一部がこの全国公演。
しかも常に2演目が違うエリアを旅しています。
途中で演目を乗り換えて、一年中、いや、毎年、旅(全国公演)に出ている俳優さんも少なくありません。
この全国公演、ステイ公演(常設の劇場での公演)では決して味わえない、楽しみ・感動・喜びがあることは間違いありませんが…
とにかく体力的・精神的なコントロールが大変なんです
公演当日に劇場入りし、舞台造り、楽屋造り、リハーサルetc..本番まで怒涛のように準備してゆきます。なので、単発の公演は基本、夜公演しかありません。
裏方スタッフさんも最小限で回っているので、俳優はステイ公演では決して手を触れないような作業もお手伝いします。
また休演日=移動日(時には宣伝活動や取材も)なので、いかに身体を休めるか…も大事な仕事。
私が、精神的に…といったのは、毎日違うホテルを転々としていくので、落ち着かないこともある。だから、音楽を聴いたり、入浴剤を楽しんだり、スイーツ買って帰ったり…小さな楽しみを自分で作っていました
ホテルは乾燥もひどいので、喉に負担を掛けないように、浴槽にお湯をはって、部屋を蒸らして寝たりもしました。体調維持のために、とにかく毎日が必死だったな…。
でも、観劇を本当に楽しみに待っていてくれたお客様の熱意を間近で感じられるのも、全国公演ならではの醍醐味同じ作品なのに、地域によって客席の反応やムードが様々で、こちらが楽しませてもらえるのです。
さて、そんな全国公演真っ只中の『夢醒め』、自身が出演する前、何十回と見てきましたが、2年ぶりに観て、今更新発見した部分もあって楽しかったです。
客席には子供たちが多くて、率直な反応や、思わず口にした言葉を聞くのもまた、『夢醒め』らしい雰囲気。
私も自分の子供に絶対見せたい作品です
4年前全国を一緒に回ったグレーパスポート3人組が、今回も出演されています
終演後、お疲れにもかかわらず、ロビーまで出てきてくれました
(お許しを得たので掲載します)
左から、部長役の田中廣臣さん、暴走族役の韓盛治さん、ヤクザ役の野中万寿夫さん。
『夢醒め』ができて20数年、 野中さんはヤクザ役のオリジナルキャストであり、欠かさず出演されているんですよ凄いことだ…
このお三方はもちろんのこと、『夢醒め』ではたくさんの先輩方にお世話していただき、支えていただきました。一生、頭の上がりません
『夢醒め』はたくさんの方々に愛されてきた作品ですが、演者もまた、この作品が大好きな人々で作られているのも、この作品の魅力だと思っています。
私は、『夢醒め』を一番に愛しているファンでありたい、と思って「ピコ」を演じていました。
そう思えるこの作品のパワーって凄い
どうぞお身体に気を付けて…全国へ『夢』を振りまいてきてくださいね
そして、初めて拝見する方も、何度も見ていらっしゃる方も、素敵な『夢』に出会えますように
さて、命の尊さと友情・愛情の大切さを描いた『夢醒め』は小学校の学芸会でも人気上演作品のようですが…
実は今、『夢醒め』を上演するという、とある小学校6年生のところへ練習のお手伝いへ行っています
以前、ブログに書いた20年ぶりにメールをくれた小学校時代の友人が…
なんと“小学校の先生”で、学芸会で『夢醒め』をやるのがきっかけで、私の名前を発見してくれたというのです
これぞ『夢醒め』がつないでくれた友情
本当に嬉しいことです
今回の上演台本には、ほとんどナンバー(曲)が残っていて、ソロもたくさんあって、
まさにミュージカル
合唱はよくあるとしても、こんなに歌う学芸会ってイマドキじゃないですか
このご報告はまたしたいと思います
今夜は、このきっかけを作ってくれた友人(先生)と、同じく20年ぶりの塾友達と、改めてご飯に行ってきまーす
私の小学生時代を唯一知っている方々(笑)。
楽しみです
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